安全運転

運転中に眠くなる原因と対策|居眠り運転を防止するためのポイント

3分でわかる車両管理・リアルタイム動態管理サービス | MIMAMO DRIVE

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MIMAMO DRIVEを導入すると車両管理を効率化できます。
ドライバーの場合、乗務前と後に作成する運転日報が自動で作成可能になるので毎日20分程度の業務時間削減が見込めます。
本資料ではMIMAMO DRIVEの『リアルタイム位置情報』『アルコールチェック管理』『日報作成』といった機能紹介の他、使い方、導入方法を簡単に知ることができます。

※この記事は2025年10月13日時点の情報を基に執筆しています。 運転中に眠くなる原因と対策|居眠り運転を防止するためのポイントのサムネイル

居眠り運転は、運転者本人だけでなく、企業全体の安全管理体制に関わる重大リスクです。

特に企業車両を保有する総務・物流部門では、飲酒運転防止と同様に居眠り運転の防止・対策を日常的な安全運転管理の一部として捉える必要があります。

本記事では、実際の調査データと原因分析をもとに、居眠り運転を防止するための基本的な考え方を整理します。

居眠り運転でヒヤリとしたドライバーは半数も占めている

一般ドライバーを対象にした高速道路における居眠り運転に関するアンケートの調査結果をみてみると、「眠くなった経験がある」ドライバーは約8割を占めていました(図1)。眠気や居眠りにより「事故を起こした」ドライバーは1%でしたが、事故に至らないまでも「ヒヤリとした」経験があるドライバーは全体の約半数を占めており、「あわや」というところで事故を免れているケースが多くあるようです。

走行中の眠気や居眠りは、運転から意識が遠のくため前方への注視が外れ、運転操作がおろそかになり事故を誘発する危険性があります。

出典:公益財団法人 高速道路調査会 平成27年3月「高速道路での居眠り運転防止に向けた効果的な対策に関する調査研究報告書」

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居眠り運転の原因

居眠り運転は、ドライバーの体調や睡眠不足だけでなく、運転環境や時間帯、車内の状態など、さまざまな要因が複合的に影響して発生します。

以下では、企業の安全運転管理において考慮すべき主な原因を整理します。

睡眠不足・疲労の蓄積

前日の睡眠時間が短かったり、長時間労働や家庭での疲労が残った状態で運転をすると、脳は休息を求めて“眠気信号”を発します。

睡眠不足による覚醒レベルの低下は、酒気帯び運転に匹敵するほどの作業能力低下をきたすとされています。公益財団法人 高速道路調査会の「高速道路での居眠り運転防止に向けた効果的な対策に関する調査研究報告書(平成27年3月)」では、睡眠時間の不足が作業能力に及ぼす影響について、次のように示されています。

睡眠時間が2時間減少 飲酒時と同程度の入眠潜時(眠気レベル)になる
6時間睡眠を2週間継続 一晩徹夜したときと同じ作業能力低下が起きる
4時間睡眠を継続 二晩徹夜時に相当する能力低下が起きる

出典:公益財団法人 高速道路調査会 平成27年3月「高速道路での居眠り運転防止に向けた効果的な対策に関する調査研究報告書」

このように、慢性的な睡眠不足は、ドライバー本人が自覚しにくい形で居眠り運転のリスクを高める可能性があります。

単調な道路環境

連続して運転を続けると、たとえ十分に眠っていても集中力が低下することがあります。

長距離ドライブや高速道路の運転は、景色や動作が単調になりがちです。

特に、夜間走行や渋滞時のように周囲の変化が少ない環境では、刺激が乏しくなることで集中力や注意力が低下し、眠気を感じやすくなります。

エンジン音やタイヤの走行音といった単調な反復音が続く状況や、外部からの刺激が少ない閉鎖的な運転席では、感覚が鈍くなりやすく、結果として睡眠を誘発しやすい状態になります。

「高速道路を走っていると、気づけばぼんやりしていた」
という経験がある方は多いでしょう。

すぐにできる! 運転中の眠気対策・居眠り防止の方法

居眠り運転を防ぐには、眠気を感じた時点での「早めの対処」が鍵になります。

ここでは、今すぐ実践できる運転中の眠気対策を紹介します。

眠気があるときは15分~30分の仮眠を取る

日中の午後や深夜は、体内リズムの影響で眠気が生じやすい時間帯とされています。

このような眠気への対策としては、15〜30分程度の短時間仮眠を取ることが効果的です。

ただし、仮眠時間が30分を超えると深い睡眠状態になるため、起きても身体が覚醒しきれずに眠気や疲労を余計に感じてしまいます。一方、15分未満だと眠気が取れない場合があります。仮眠時間は15分~30分以内にしましょう。

仮眠をとるときはシートを倒して身体をリラックスした状態にし、仮眠をとった後は車外に出て深呼吸し身体を覚醒させましょう。

カフェインをとる

コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインには、眠気を抑える作用があるとされています。

ただし、摂取してすぐに効果が現れるわけではなく、ある程度の時間差を伴う点には注意が必要です。

そのため、パーキングエリアなどでコーヒーを飲んだ後は、すぐに運転を再開せずに外に出て軽く体を動かすなどの気分転換を行うとよいでしょう。

企業としても、こうした休憩や気分転換の行動を促す運転指導を取り入れることで、居眠り運転防止と安全運転意識の定着を図ることが可能です。

軽く体を動かす・ストレッチする

休憩の際は、シートから降りて軽く体を動かすのも効果的です。

肩や首を回したり、ふくらはぎを伸ばしたりすることで、血流が改善し、頭がスッキリするはずです。

数分のストレッチで集中力を取り戻すことができます。

車内の環境をリフレッシュする

窓を少し開けて換気したり、エアコンの温度を少し下げたり環境に変化を与えることが眠気防止につながります。冷たい飲み物を口にするなど、小さな刺激の積み重ねが眠気防止につながります。

咀嚼や会話で脳を刺激する

ガムを噛む・飴をなめるなどは定番の眠気対策です。

また、同乗者がいる場合は積極的に会話をすることで、脳が刺激を与えることができます。

運転の妨げにならない程度で食べ物や会話をしてみるのはいかがでしょうか。

MIMAMO DRIVEなら安全運転指導に役立つ

企業の車両管理や安全運転等を支援するフリートマネジメントサービス「MIMAMO DRIVE」(ミマモドライブ)では、社用車に関するお困りごとを解決します。

MIMAMO DRIVEとは

MIMAMO DRIVEとは東京海上スマートモビリティが提供する、車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。シガーソケット型端末を車両に搭載するだけで、管理者は車両を一元管理できます。

MIMAMO DRIVEでは、日報の自動化に加えてアルコール検知器の測定結果の写真や数値も、日報と一緒に一元管理する機能を搭載しています。そのほか、リアルタイムでの走行状況をマップで確認できたり、走行距離を自動で記録できたりする便利な機能が多数あります。

「月報・日報を書く時間がない」
「紙媒体で管理していた煩雑な車両の使用状況を効率的に管理したい」
「事故のリスクを減らす効果的な方法が知りたい」

そんなお困りごとを、MIMAMO DRIVEなら解決できます。

ほかにも急ブレーキや急カーブなどの発生地点も確認できる機能があり、運転者に安全運転指導ができるので事故防止にもつながります。

東京海上グループは、お客様や地域社会の“いざ”をお支えするというパーパスを掲げ、100 年以上にわたり自動車保険をはじめとする様々な保険商品を提供してきました。

MIMAMO DRIVEは東京海上グループが長年培ってきた安全に関するノウハウに基づき運転者の走行を数値化し、アドバイス。運転評価やランキング、運転性向上など、安全指導に活用できる機能を搭載しています。

MIMAMO DRIVE 資料紹介
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MIMAMO DRIVEは社有車に関する “経営者” “車両管理者” “運転者”皆様のお困りごとを解決する、 車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。サービスの概要や主な機能、活用事例を簡単にご紹介しています。サービスの導入をご検討されている皆様にぜひご覧いただきたい資料になります。

まとめ

居眠り運転は、ほんの数秒の油断で命を落としかねない重大リスクです。

しかし、眠気のサインを見逃さず、「眠くなる前に対処する」ことを習慣化すれば、確実に防ぐことができます。

運転中に眠くなる原因を理解し、こまめな休憩・仮眠・ストレッチなど基本的な眠気対策を徹底すること。

さらに、社用車には車両管理システムを活用することで、運転者への安全運転指導ができるため事故防止につなげることができます。

「眠気は避けられないもの」ではなく、「コントロールできるもの」。

あなた自身と、同乗者、そしてすべての人の安全のために、今日からできる居眠り運転防止を実践しましょう。

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