3. 事業用自動車の登録手続き
事業用自動車は自家用自動車に比べて登録手続きが少し複雑です。国土交通省・運輸局から運送業の許可を得て、書類提出と手続きを行う必要があります。以下に、事業用自動車の登録手続きを順を追って説明します。
<手順1>運送業許可を取得する
まず、事業用自動車を使用して貨物や旅客の運送事業を行うためには、名義人が営もうとする自動車運送事業の区分ごとに、国土交通大臣の許可の取得または国土交通大臣への届出を行う必要があります。
名義人がすでに上記の手続きを完了していれば、自動車を事業用自動車として用いるための必要書類を運輸支局に提出できます。手続きを完了していない場合は、運送事業者としての許可の取得または届出を実施しなくてはなりません。
<手順2>事業用自動車等連絡書を作成する
事業用自動車を登録するためには、「事業用自動車等連絡書」を作成する必要があります。この書類は、運送業の許可を受けまたは届出を行った後、どの車両を事業用として使うかを示すためのものです。また、車両に関する変更があった場合にも、この連絡書を所轄の運輸支局へ提出する必要があります。例えば、以下の6つのケースで提出が求められます。
- 新たに自動車運送事業許可を取得しまたは届出を行う場合
- 車両を増やす(増車)場合
- 車両を減らす(減車)場合
- 車両を入れ替える(代替え)場合
- 営業所間で車両の配置替えをする場合
- 事業を廃止・休止する場合
このように、車両の種類や使用状況の変更がある際には、正確に記載して提出する必要があります。また、緑ナンバーの車を登録する場合は、警察署で発行される車庫証明は不要です。
<手順3>運輸支局で登録の手続きをする
事業用自動車等連絡書が準備できたら、運輸支局に車両を持ち込み、登録手続きを行います。この手続きには、以下の書類を提出する必要があります。
- 確認印が押された事業用自動車等連絡書
- 車検証原本
- 手数料納付書
- OCRシート
- 譲渡証明書(必要な場合)
- 委任状(手続きを委任する場合)
- 住民票(個人事業主の場合)
また、車両の点検やナンバープレートの取得も、この手続きの一部として行われます。なお、軽自動車の場合は、軽自動車検査協会で事業用ナンバーの登録を行います。
<手順4>登録が完了となる
すべての手続きが完了すると、事業用自動車として公的に認められます。車検証とナンバープレートが交付されたら車両に取り付けた後、業務で使用することが可能になります。
4. 事業用自動車の登録で知っておきたいこと
事業用自動車を登録する際には、いくつかの注意点があります。これらのポイントを理解しておくことで、スムーズに登録手続きを進めることが可能です。
事業用自動車の取得には時間を要する
事業用自動車の取得には、思った以上に時間がかかることがあります。まず、運送業許可の取得に時間がかかり、その後も事業用自動車の登録手続きに時間を要することがあります。
特に緑ナンバーの場合は手続きから申請後の審査に4ヶ月前後の時間を要すると言われているため、業務の開始時期に間に合うようにスケジュールを組むことが、無駄な遅れを防ぐ鍵となります。必要な書類の準備や登録のための審査もあるため、余裕を持って計画を立てることが重要です。
自家用自動車を事業用自動車に変更する場合は自動車運送事業の許可または届出が必要
自家用自動車を事業用自動車に変更する場合には、自動車運送事業の区分に応じて国土交通大臣の許可の取得または国土交通大臣への届出を行う必要があります。単に車を業務で使うだけではなく、法的に事業用自動車として正しく登録し、緑ナンバー(軽自動車の場合は黒ナンバー)を取得する手続きが必要です。この手続きを経ることで、正式に自動車運送事業用に車を使用できるようになります。
さらに、車両を事業用に変更する際には、車両の管理体制や仕様が法律の基準を満たしていることも重要です。手続きには時間や手間がかかるため、行政書士などの専門家に任せることも検討することができます。専門家に依頼することで、書類の不備を防ぎ、スムーズに事業を進めることができるでしょう。
5. MIMAMO DRIVEで車両管理業務を効率化!
MIMAMO DRIVEはシガーソケット型の端末を活用して車両管理を効率化できるサービスです。この端末は工事不要で取り付けが手軽なため、リース車にも最適です。さらに、車両の走行データや燃費情報をリアルタイムで把握できるため、車両管理の精度が向上し、コスト削減にもつながります。
社用車の管理業務を効率化できるMIMAMO DRIVEとは
MIMAMO DRIVEとは東京海上スマートモビリティが提供する、車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。シガーソケット型端末を車両に搭載するだけで、管理者は車両を一元管理できます。
リアルタイムでの走行状況をマップで確認できたり、走行距離を自動で記録できたりする便利な機能が多数あります。
「日報・月報を書く時間がない」
「紙媒体で管理していた煩雑な車両の使用状況を効率的に管理したい」
「事故のリスクを減らす効果的な方法が知りたい」
そんなお困りごとを、MIMAMO DRIVEなら解決できます。 ほかにも急ブレーキや急カーブなどの発生地点も確認できる機能があり、運転者に安全運転指導ができるので事故防止にもつながります。
社用車の管理業務にMIMAMO DRIVEを導入するメリット
MIMAMO DRIVEは車両管理に関する重要な情報を一元管理できます。
- アルコールチェックの測定結果と日報を一元化
- ペーパーレス化により管理作業時間を短縮
- リアルタイムで位置情報を可視化し、管理業務を効率化
- 運転者の安全運転意識と運転マナーの向上
- 全車両の車検や保険の更新漏れを防止
上記のメリットのほかに、MIMAMO DRIVEは、運転者がスマホから入力可能なところも運転者が漏れなく記録できるポイントです。例えば、スマホからなら直行直帰や出張などで営業所に立ち寄れない場合でも、アルコール検知器による測定結果をその場で日報にあげることができます。とくに遠隔の場合は、紙媒体だと車両に持ち込み忘れたり、紛失したりする恐れがあります。MIMAMO DRIVEなら、遠隔でも運転者が記入したかどうかを確認することができ、記録簿の紛失の心配もいりません。
導入事例
乳製品の卸売販売と小売店舗を営む永島牛乳店様の事例をご紹介します。永島牛乳店様では、取引先への商品の納品用に5台の社用車を保有しています。運転者の自損事故をきっかけにMIMAMO DRIVEを導入しました。
リアルタイムで車両の位置情報を把握できるため、運転者が出発後に追加注文が入った際にも、代わりに動きやすい運転者を見つけて効率よく指示出しができるようになりました。また、納品時間を気にされる取引先へのご案内もスムーズにできており、全体を通じて、管理者の負担削減につながっています。
ガソリンスタンドの運営と燃料の卸販売、ビルメンテナンス業を営む手塚商事様の事例をご紹介します。運転者の日報の手書きによる記載ミスが発生していました。MIMAMO DRIVEの導入により、日報の作成が自動化され毎日の作業時間を30~40分短縮できています。
また、車両管理も車検満了日などは管理表を作成し運用していましたが、台数が多く負担を感じていました。導入後はMIMAMO DRIVEで一元管理し、業務の効率化を実現しています。