3. 法人向けカーリースのデメリット
カーリースはメリットばかりではなく、デメリットも知っておくことが大切です。デメリットも把握した上で契約を検討しましょう。
最終的な支払総額が購入より高くなる可能性がある
カーリースは、月々のリース料にリース会社の利益やサービス費用が含まれているため、長期的に見ると購入に比べて支払総額が高くなる可能性があります。また、リース終了時に車両を返却する際、車両の状態が契約時の基準を満たしていない場合には、原状回復のための費用が発生することがあります。
特に、車両の使用状況や保管環境によっては、思わぬ出費となることがあるため、契約前にこれらのリスクを考慮する必要があります。企業はリース契約を結ぶ際に、総合的なコストパフォーマンスを見極めることが重要です。
基本的に中途解約や契約変更はできない
法人向けカーリースでは、あらかじめ契約満了時の残価を設定することで、月々のリース料を決めています。このため、契約期間中の中途解約や契約内容の変更が原則として認められていません。企業は契約開始時に決定した条件を守り続ける必要があります。
しかし、経営方針の変更や車両の使用状況の変化など、予期せぬ事態が発生することもあります。その場合、契約の変更などできないまま余計な費用がかかってしまう可能性があります。したがって、カーリース契約を結ぶ前に、契約期間や車両使用計画を慎重に検討し、リスクを最小限に抑えるようにすることが重要です。
契約満了時に追加料金が発生する可能性がある
法人向けカーリースでは、契約満了時に追加料金が発生する可能性があることに注意が必要です。例えば、契約期間中に発生した事故や傷によって車両の状態が悪化し、契約時に設定されていた残価よりも低い価格でしか売却できない場合、その差額を企業が負担する必要があります。
また、カーリースには通常、年間の走行距離に上限が設定されていますが、この上限を超えた場合にも追加料金が発生する可能性があります。そのため、契約期間中は走行距離や車両の状態に細心の注意を払う必要があります。追加料金が発生しないよう、リース契約時に車両管理の方針や走行計画をしっかりと立てておくことが重要です。
リース会社によっては、こうしたリスクを軽減するための保険や追加サービスを提供している場合もあるため、契約前に十分な情報収集を行うことが推奨されます。
走行距離に制限がある
カーリース契約には、通常、年間の走行距離に制限が設けられています。この制限を超えた場合、追加料金が発生することがあります。業務によっては、予想以上に走行距離が延びる可能性があり、この制限が想定外に高額の追加料金を発生しかねないこともあります。
また、走行距離を厳密に管理する必要があるため、車両管理にかかる手間が増えることも考えられます。走行距離を正確に把握し、超過しないように管理するためには、車両管理システムを活用することが推奨されます。このシステムを利用することで、無駄なコストを抑えつつ、効率的に車両を運用することが可能です。
4. 【比較】カーリースと購入、自社の車両管理におすすめなのは?
カーリースと購入、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
カーリースの場合
| 初期費用 |
なし |
| 月額費用 |
低〜中 |
| 経費処理 |
全額経費計上可能 |
| メンテナンス |
契約条件による |
| 契約期間 |
固定 |
| 総費用 |
購入より高くなる可能性あり |
購入した場合
| 初期費用 |
高額 |
| 月額費用 |
なし(ただしローンの場合は月額あり) |
| 経費処理 |
減価償却で計上 |
| メンテナンス |
自社対応 |
| 契約期間 |
自由 |
| 総費用 |
購入と購入後にかかる費用 |
購入が向いている企業
社用車を購入することがメリットとなる企業も存在します。まず、車両の使用頻度が高い企業では、購入の方が向いています。カーリースには走行距離制限が設定されていることが多く、営業範囲が広く走行距離が多い場合には、超過費用が発生してリース料が高くなる可能性があります。そのため、頻繁に車両を使用する企業は、購入を検討する方が使い勝手が良いでしょう。
また、資金に余裕がある企業も車両購入が向いています。購入した車両は減価償却費として計上できます。
カーリースが向いている企業
カーリースは、多くの企業にとって理想的な選択肢となります。特に、車両の利用用途や走行範囲が明確で、年間の走行距離が安定している企業に向いています。例えば、営業ルートが固定されていて、1日の走行距離がほぼ一定の企業では、リース契約内の走行距離制限を超えるリスクが少ないため、カーリースを利用することでコスト管理が容易になります。
また、営業活動が主な業務で、現場作業や荒地での使用が少ない企業では、車両の損傷リスクも低く、リース車両を適切に維持できるメリットがあります。
さらに、資金に余裕がない企業にもカーリースは向いています。車両を購入する際には大きな初期投資が必要ですが、カーリースでは月々のリース料を支払うだけで済むため、資金を他の重要なビジネス活動に集中させることができます。点検や車検、税金、修理代がリース料に含まれているプランも多く、予測不可能な費用負担を避けることができる点も大きなメリットです。これにより、資金繰りに余裕がなくても、必要な社用車をスムーズに導入できるため、特に中小企業にとっては最適な選択肢となります。
5. 「MIMAMO DRIVE」で車両管理を効率化!
MIMAMO DRIVEはシガーソケット型の端末を活用して車両管理を効率化できるサービスです。この端末は工事不要で取り付けが手軽なため、リース車にも最適です。さらに、車両の走行データや燃費情報をリアルタイムで把握できるため、車両管理の精度が向上し、コスト削減にもつながります。
MIMAMO DRIVEとは
MIMAMO DRIVEとは東京海上スマートモビリティが提供する、車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。シガーソケット型端末を車両に搭載するだけで、管理者は車両を一元管理できます。
リアルタイムでの走行状況をマップで確認できたり、走行距離を自動で記録できたりする便利な機能が多数あります。
「日報・月報を書く時間がない」 「紙媒体で管理していた煩雑な車両の使用状況を効率的に管理したい」 「事故のリスクを減らす効果的な方法が知りたい」
そんなお困りごとを、MIMAMO DRIVEなら解決できます。 ほかにも急ブレーキや急カーブなどの発生地点も確認できる機能があり、運転者に安全運転指導ができるので事故防止にもつながります。
車両管理にMIMAMO DRIVEを導入するメリット
MIMAMO DRIVEは車両管理に関する重要な情報を一元管理できます。
- アルコールチェックの測定結果と日報を一元化
- ペーパーレス化により管理作業時間を短縮
- リアルタイムで位置情報を可視化し、管理業務を効率化
- 運転者の安全運転意識と運転マナーを向上
- 全車両の車検や保険の更新漏れを防止
上記のメリットのほかに、MIMAMO DRIVEは、運転者がスマホからも入力が可能です。例えば、スマホからなら直行直帰や出張などで営業所に立ち寄れない場合でも、アルコール検知器による測定結果をその場で日報にあげることができます。とくに遠隔の場合は、紙媒体だと車両に持ち込み忘れたり、紛失したりする恐れがあります。MIMAMO DRIVEなら、遠隔でも運転者が記入したかどうかを確認することができ、記録簿の紛失の心配もいりません。
導入事例
乳製品の卸売販売と小売店舗を営む永島牛乳店様の事例をご紹介します。永島牛乳店様では、取引先への商品の納品用に5台の社用車を保有しています。運転者の自損事故をきっかけにMIMAMO DRIVEを導入しました。
リアルタイムで車両の位置情報を把握できるため、運転者が出発後に追加注文が入った際にも、代わりに動きやすい運転者を見つけて効率よく指示出しができるようになりました。また、納品時間を気にされる取引先へのご案内もスムーズにできており、全体を通じて、管理者の負担削減につながっています。
ガソリンスタンドの運営と燃料の卸販売、ビルメンテナンス業を営む手塚商事様の事例をご紹介します。運転者の日報の手書きによる記載ミスが発生していました。MIMAMO DRIVEの導入により、日報の作成が自動化され毎日の作業時間を30~40分短縮できています。
また、車両管理も車検満了日などは管理表を作成し運用していましたが、台数が多く負担を感じていました。導入後はMIMAMO DRIVEで一元管理し、業務の効率化を実現しています。