3. 講習受講までの流れ
安全運転管理者講習を受講するには、いくつかのステップを踏む必要があります。この章では、具体的な手順をわかりやすく説明します。
1.安全運転管理者等を選任する
まず、事業所で安全運転管理者または副安全運転管理者を選任する必要があります。安全運転管理者の選任が必要かどうかは、事業所で使用する自家用自動車(白ナンバー(注1))の台数や種類によって決まります。自動車の使用者(事業主)は、道路交通法施行規則第9条の8に基づき、以下の条件に該当する事業所において、安全運転管理者の選任が必要です。この選任は、一定台数以上の車両を使用する事業所に義務付けられており、選任された管理者が講習を受講します。適切な選任を行うことで、事業所全体の交通安全体制が強化されます。
参照:道路交通法施行規則第九条の八
注1:緑ナンバーの車両以外の、自家用車や社用車として利用される自動車に取り付けられる、白地に緑の文字のナンバープレートのこと。なお、黄色ナンバーの軽自動車もここでいう白ナンバーに含まれます。
2.安全運転管理者選任の届出をする
次に、安全運転管理者を選任した後は、所轄の警察署に選任届出書を提出します。この届出は選任した日から15日以内に行うことが法律で義務付けられており、事業所の安全管理体制を公的に認めてもらう重要なステップです。届出の際には、必要書類や管理者の資格要件を確認しておきましょう。
3.講習受講通知書や申請書、手数料の納付書が届く
届出が完了すると、後日、講習受講通知書や申請書、手数料の納付書等が送付されます。この通知書には、講習の日程や会場が記載されているため、受講スケジュールを確認し、事前準備を進めます。
講習日はオンライン講習と会議講習で異なる場合もあります。また、安全運転管理者と副安全運転管理者の講習日程も異なる場合があるので注意しましょう。
4.申請書を記載し、手数料を納付する
通知書に同封されている申請書に必要事項を記入し、指定された方法で手数料を期日内に納付します。手数料は2024年4月時点で、安全運転管理者が4,500円、副安全運転管理者が3,500円です。納付後は、領収書を保管し、受講当日に持参します。
また、講習手数料は講習会場で納付できないため、必ず事前に納付しておきましょう。
5.受講する
最後に、指定された日程で講習を受講します。受講の際は、講習通知書、領収書付き受講申出書、本人確認書類を持参してください。講習開始時間に遅れると受講できない場合もあるので、駐車場の有無や交通経路をあらかじめ確認の上、時間に余裕を持って向かいましょう。
4. 受講する際に知っておきたい注意点
安全運転管理者等講習を円滑に受講するためには、事前に注意点を把握しておくことが重要です。この章では、受講者が特に気をつけるべきポイントを解説します。
途中退席した場合は再受講する必要がある
道路交通法施行規則では、安全運転管理者講習は6時間以上10時間以下、副安全運転管理者講習は4時間以上8時間以下と定められています。※都道府県によっては安全運転管理者と副安全運転管理者を分けずに同日に同じ時間で行う場合もあります。
講習は全講義を受講することが義務付けられています。途中退席や中抜けをすると、講習を修了したとは認められず再受講が必要となり、講習手数料は還付されません。そのため、講習のスケジュールは事前に確認し、余裕を持って受講することが大切です。また、講習中は遅刻や早退も厳しく制限されているため、時間厳守で行動するよう心がけましょう。
本人確認できない場合は受講できない
講習当日は、本人確認書類の提示が求められます。本人確認書類として有効なものには、運転免許証、マイナンバーカード、または安全運転管理者証などがあります。本人確認書類の持参を忘れたことで本人であることを確認できない場合は、講習を受講することができません。その結果、再度スケジュールを調整して別日で受講する必要が生じるため、通知書に記載されている必要書類を確認し、忘れ物がないように注意しましょう。
5. 安全運転管理者講習を受講しなかった場合、罰則はあるの?
安全運転管理者講習は法律で定められた義務ですが、2024年11月時点では受講しなかった場合の罰則は定められていません。しかし、基準台数以上の自動車を使用しているにも関わらず、安全運転管理者および副安全運転管理者を選任しない場合は、道路交通法に基づき、50万円以下の罰金を科せられる可能性があります。
また、安全運転管理者は、運転者に対する指導をする役割を担っているため、正しい道路交通法や交通事故の事例を学ぶ必要があります。講習では最新の法改正内容や交通事故の事例などが反映されています。正しい情報を知らないまま、法令遵守できていなかった場合には、事業所に対して罰則や処分の対象となる可能性もあるため、安全運転管理者講習を必ず受講して、運転者の安全運転指導に役立てましょう。
参照:道路交通法 第74条の3
6. MIMAMO DRIVEで安全運転管理者業務を効率化!
MIMAMO DRIVEは、東京海上グループが長年培ってきた安全に関するノウハウに基づき運転者の走行をスコアで数値化します。運転評価やランキング、運転性向など、安全運転指導に活用できる機能を搭載しています。
MIMAMO DRIVEでは、車両の一元管理や、各車両の急ハンドル・急ブレーキ・急加速の発生地点を可視化することで、安全運転指導のサポートにお役立ていただけます。
MIMAMO DRIVEとは
MIMAMO DRIVEとは東京海上スマートモビリティが提供する、車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。シガーソケット型端末を車両に搭載するだけで、管理者は車両を一元管理できます。
MIMAMO DRIVEでは、日報の自動化に加えてアルコール検知器のチェック結果の写真や測定結果の数値も、日報と一緒に一元管理する機能を搭載しています。そのほか、リアルタイムでの走行状況をマップで確認できたり、走行距離を自動で記録できたりする便利な機能が多数あります。
「月報・日報を書く時間がない」
「紙媒体で管理していた煩雑な車両の使用状況を効率的に管理したい」
「事故のリスクを減らす効果的な方法が知りたい」
そんなお困りごとを、MIMAMO DRIVEなら解決できます。
ほかにも急ブレーキや急カーブなどの発生地点も確認できる機能があり、運転者に安全運転指導ができるので事故防止にもつながります。
東京海上グループは、お客様や地域社会の“いざ”をお支えするというパーパスを掲げ、100 年以上に わたり自動車保険をはじめとする様々な保険商品を提供してきました。
MIMAMO DRIVEは東京海上グループが長年培ってきた安全に関するノウハウに基づき運転者の走行を数値化し、アドバイス。運転評価やランキング、運転性向など、安全指導に活用できる機能を搭載しています。
MIMAMO DRIVEを導入するメリット
MIMAMO DRIVEは車両管理に関する重要な情報を一元管理できます。
- アルコールチェックの測定結果と日報を一元化
- ペーパーレス化により管理作業時間を短縮
- リアルタイムで位置情報を可視化し、管理業務を効率化
- 運転者の安全運転意識と運転マナーの向上
- 全車両の車検や保険の更新漏れを防止
上記のメリットのほかに、MIMAMO DRIVEは、運転者がスマホから入力可能なところも運転者が漏れなく記録できるポイントです。例えば、スマホからなら直行直帰や出張などで営業所に立ち寄れない場合でも、アルコール検知器による測定結果をその場で日報にあげることができます。とくに遠隔の場合は、紙媒体だと車両に持ち込み忘れたり、紛失したりする恐れがあります。MIMAMO DRIVEなら、遠隔でも運転者が記入したかどうかを確認することができ、記録簿の紛失の心配もいりません。
導入事例
乳製品の卸売販売と小売店舗を営む永島牛乳店様の事例をご紹介します。永島牛乳店様では、取引先への商品の納品用に5台の社用車を所有しています。運転者の自損事故をきっかけにMIMAMO DRIVEを導入しました。
リアルタイムで車両の位置情報を把握できるため、運転者が出発後に追加注文が入った際にも、代わりに動きやすい運転者を見つけて効率よく指示出しができるようになりました。また、納品時間を気にされる取引先へのご案内もスムーズにできており、全体を通じて、管理者の負担削減につながっています。
ガソリンスタンドの運営と燃料の卸販売、ビルメンテナンス業を営む手塚商事様の事例をご紹介します。運転者の日報の手書きによる記載ミスが発生していました。MIMAMO DRIVEの導入により、日報の作成が自動化され毎日の作業時間を30~40分短縮できています。
また、車両管理も車検満了日などは管理表を作成し運用していましたが、台数が多く負担を感じていました。導入後はMIMAMO DRIVEで一元管理し、業務の効率化を実現しています。