3. アルコールチェッカーの選び方
アルコールチェッカーは種類が多く、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。以下の4つのポイントから自社に最適な製品を検討しましょう。
- 勤務体系に合わせた測定方法で選ぶ
- 測定方法で選ぶ
- センサーの種類で選ぶ
- 測定可能な回数で選ぶ
順番に詳しく解説します。
勤務体系に合わせた測定方法で選ぶ
勤務体系に合ったアルコールチェッカーを選ぶことで、運用を効率化できます。夜勤や交代勤務のある企業では、24時間いつでも測定できる常設型のチェッカーが適しています。リモートワークが増えている現在では、オンラインで測定結果を管理できるタイプが便利です。
勤務形態に適したチェッカーを選べば、従業員の負担を減らしつつ確実なチェック体制を整えられるでしょう。
測定方法で選ぶ
アルコールチェッカーの測定方法として代表的なものが「呼気採取タイプ」です。運転者が息を吹きかけることで、呼気中のアルコール濃度を測定するものです。
測定方法としては、マウスピースに直接息を吹き込むタイプと、センサー部に向かって息を吹きかけるタイプがあります。
マウスピース式は精度が高い反面、衛生面から使い捨てマウスピースの交換が必要です。一方、非接触タイプは衛生的ですが、適切な使用方法が求められます。多数の従業員が使用する環境では、使いやすさも考慮して選びましょう。
センサーの種類で選ぶ
アルコールチェッカーのセンサーには主に「半導体式」と「電気化学式(燃料電池式)」の2種類があります。半導体式は比較的安価で小型のため、個人用や小規模な事業所に適しています。ただし、口臭や消毒用アルコールにも反応することがあり、誤検知の可能性があるのがデメリットです。
対して、電気化学式は高精度でアルコール以外の物質に反応しにくく、信頼性が高いのが特徴です。大規模な事業所や運輸業など、確実な検査が求められる環境では、精度の高い電気化学式センサーを選ぶと良いでしょう。
測定可能な回数で選ぶ
アルコールチェッカーの測定可能回数は、企業の規模や従業員数によって重要な選定ポイントです。1台のチェッカーで対応する運転者が多い場合は、一度の充電で多くの測定が可能な製品を選びましょう。
バッテリー駆動のモデルは一般的に100〜500回程度の測定が可能ですが、使用頻度が高い場合は充電の手間も考慮する必要があります。
また、センサーの寿命も重要な要素です。初期費用だけでなく、メンテナンス費用も含めた長期的な視点で選定すると良いでしょう。
4. アルコールチェッカーの正しい使い方
アルコールチェッカーを正しく使用するためには、まず測定前の準備が重要です。測定の30分前からはアルコール含有の飲食物の摂取は控えましょう。
タイプ別の正しい使い方としては、吹きかけタイプは吹き込み口に対して真っ直ぐ息を吹きかけ、ストロータイプはストローを差し込み、口でしっかり咥えて息を吹き込みます。
マウスピースタイプは専用マウスピースを取り付け、口でしっかり密着させて息を吹き込みます。
正しい方法で測定することで、信頼性の高い結果が得られるでしょう。
5. アルコールチェッカーの誤検知を防ぐためのポイント
アルコールチェッカーは正確な測定ができなければ意味がありません。ここでは、誤検知を防ぐための4つのポイントを解説します。
- うがいをする
- 時間をおいてから再チェックする
- 換気をする
- アルコールチェッカーを掃除する
うがいをする
アルコールチェッカーの誤検知を防ぐ最も簡単な方法は、測定前に十分なうがいをすることです。口内に残った飲食物の成分がアルコールと誤認される可能性を低減できます。
特に飴やガム、キシリトールやメントールを含む製品などは誤検知の原因となります。測定前には水でしっかりとうがいをして口内を清潔にし、食べ物の残りや香りを取り除けば、より正確な測定結果を得られるでしょう。
時間をおいてから再チェックする
飲食直後のアルコールチェックは誤検知のリスクが高まります。食べ物や飲み物の成分が口内に残っているからです。正確に測定するためには、飲食後少なくとも30分以上の時間をおいてからチェックするのが理想的です。
もし最初の測定で陽性反応が出た場合でも、すぐに判断せず、うがいをしてから再度時間をおいて測定すると良いでしょう。
換気をする
測定前には窓を開けるなどして十分な換気を行い、空気中のアルコール成分を減らしましょう。アルコールチェッカーは、周囲の環境から影響を受ける可能性があるからです。
測定を行う空間に消毒用アルコールや香水、化粧品などのアルコール成分が浮遊していると、それらが検知されてしまうことがあるのです。
アルコール製品を使用した直後の空間での測定は避け、風通しの良い環境で行うことで、外部要因による誤検知のリスクを低減できます。
アルコールチェッカーを掃除する
アルコールチェッカーのセンサー部分が汚れていると、正確な測定ができなくなります。センサーモジュールに付着した汚れや臭いが誤反応を引き起こすからです。
取扱説明書に従って定期的にセンサー部分を掃除し、清潔な状態を保ちましょう。特に多くの人が使用する業務用アルコールチェッカーは、汚れが蓄積しやすいため、こまめなメンテナンスが重要です。
センサーは経年劣化するため、製造元が推奨する期間が経過したら交換することも大切です。適切なメンテナンスによって、機器の寿命を延ばし、より正確な測定を継続できます。
6. MIMAMO DRIVEでアルコールチェック記録業務を効率化!
アルコールチェックの義務化に伴い、記録の作成・保管が必要になりましたが、これらの業務を効率的に管理できるシステム「MIMAMO DRIVE」をご紹介します。
アルコール検査結果の記録や日報作成など、多くの事業所が抱える管理業務の課題を、このシステム1つで解決できます。その具体的なメリットと活用法を見ていきましょう。
MIMAMO DRIVEとは
MIMAMO DRIVEとは東京海上スマートモビリティが提供する、車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。シガーソケット型端末を車両に搭載するだけで、管理者は車両を一元管理できます。
MIMAMO DRIVEでは、日報の自動化に加えてアルコール検知器の測定結果の写真や数値も、日報と一緒に一元管理する機能を搭載しています。そのほか、リアルタイムでの走行状況をマップで確認できたり、走行距離を自動で記録できたりする便利な機能が多数あります。
「月報・日報を書く時間がない」
「紙媒体で管理していた煩雑な車両の使用状況を効率的に管理したい」
「事故のリスクを減らす効果的な方法が知りたい」
そんなお困りごとを、MIMAMO DRIVEなら解決できます。
ほかにも急ブレーキや急カーブなどの発生地点も確認できる機能があり、運転者に安全運転指導ができるので事故防止にもつながります。
東京海上グループは、お客様や地域社会の“いざ”をお支えするというパーパスを掲げ、100 年以上に わたり自動車保険をはじめとする様々な保険商品を提供してきました。
MIMAMO DRIVEは東京海上グループが長年培ってきた安全に関するノウハウに基づき運転者の走行を数値化し、アドバイス。運転評価やランキング、運転性向上など、安全指導に活用できる機能を搭載しています。
アルコールチェックの記録にMIMAMO DRIVEを導入するメリット
MIMAMO DRIVEは車両管理に関する重要な情報を一元管理できます。
- アルコールチェックの測定結果と日報を一元化
- ペーパーレス化により管理作業時間を短縮
- リアルタイムで位置情報を可視化し、管理業務を効率化
- 運転者の安全運転意識と運転マナーの向上
- 全車両の車検や保険の更新漏れを防止
上記のメリットのほかに、MIMAMO DRIVEは、運転者がスマホから入力可能なところも運転者が漏れなく記録できるポイントです。例えば、スマホからなら直行直帰や出張などで営業所に立ち寄れない場合でも、アルコール検知器による測定結果をその場で日報にあげることができます。とくに遠隔の場合は、紙媒体だと車両に持ち込み忘れたり、紛失したりする恐れがあります。MIMAMO DRIVEなら、遠隔でも運転者が記入したかどうかを確認することができ、記録簿の紛失の心配もいりません。
導入事例
乳製品の卸売販売と小売店舗を営む永島牛乳店様の事例をご紹介します。永島牛乳店様では、取引先への商品の納品用に5台の社用車を所有しています。運転者の自損事故をきっかけにMIMAMO DRIVEを導入しました。
リアルタイムで車両の位置情報を把握できるため、運転者が出発後に追加注文が入った際にも、代わりに動きやすい運転者を見つけて効率よく指示出しができるようになりました。また、納品時間を気にされる取引先へのご案内もスムーズにできており、全体を通じて、管理者の負担削減につながっています。
ガソリンスタンドの運営と燃料の卸販売、ビルメンテナンス業を営む手塚商事様の事例をご紹介します。運転者の日報の手書きによる記載ミスが発生していました。MIMAMO DRIVEの導入により、日報の作成が自動化され毎日の作業時間を30〜40分短縮できています。
また、車両管理も車検満了日などは管理表を作成し運用していましたが、台数が多く負担を感じていました。導入後はMIMAMO DRIVEで一元管理し、業務の効率化を実現しています。