1. 運行計画書とは?
タクシーやトラックなどの緑ナンバー車両(注1)や営業車などの白ナンバー車両(注2)を使用する企業にとって、運行計画書を作成することで運転者が効率的かつ安全に運行業務を遂行できるようにすることは重要です。
注1:運送業許可を取得した事業者に交付され、運送業に使用する営業車両に取り付けられる、緑地に白い文字のナンバープレートのこと。
注2:緑ナンバーの車両以外の、自家用車や社用車として利用される自動車に取り付けられる、白地に緑の文字のナンバープレートのこと。なお、黄色ナンバーの軽自動車もここでいう白ナンバーに含まれます。
運行計画書は、運転者が効率的かつ安全に運行業務を遂行するために、運行管理者が作成する文書です。この計画書には、運行経路、運行時間、休憩箇所、危険地点、車両の使用状況などが含まれます。
特に、長距離の運行では、運転者の疲労を防ぎ、無理なく業務を遂行するために、詳細な計画が必要です。また、計画書は法令に基づく適切な運行を確保し、トラブルを未然に防ぐためにも重要です。
運行計画書を作成する目的
運行計画書の目的は、運転者の安全を確保することと、業務効率を向上させることです。運行計画書は、無駄な走行や過度な負担を防ぎ、運行の流れをスムーズにします。また、労働基準法や自動車運送事業に係る法令に基づき、運転者の運転時間や休憩時間を適切に管理することが求められます。
例えば、国土交通省・厚生労働省による「自動車運送事業における乗務時間等の基準」では、連続運転時間は原則4時間を超えてはならないと規定されています。このような基準に従い、適切な休憩時間を確保しなければなりません。また、運行計画書を作成することで、運行管理者は運転者の安全を確保し、事故やトラブルを防止することにつながります。
参照:自動車運転者の労働時間等の改善のための基準/厚生労働省 p18
「運行指示書」「運転日報」との違い
運行計画書は他の関連書類とは異なる役割を持っています。特に、運行指示書や運転日報とは目的が異なるため、それぞれの書類を正しく使い分けることが重要です。