3. 安全義務違反での事故の罰則について
安全運転義務違反に対する罰則は、事故の有無にかかわらず適用されることがあり、運転者に大きな影響を及ぼします。特に重大な場合には、刑事罰に発展する可能性もあるため、運転者は常に安全運転を心がける必要があります。本節では、実際の事故の発生状況に応じた罰則の詳細や、刑事罰の可能性について解説します。
実際に事故が起きたかどうかは関係ある?
安全運転義務違反においては、事故が実際に発生したかどうかに関わらず罰則が適用される場合があります。道路交通法第七〇条では、運転者が他の交通参加者に危険を及ぼす可能性があると判断された場合でも、違反行為として取り締まりの対象となる可能性があります。
したがって、事故が発生しなくても、安全運転義務違反とみなされ、違反点数の加算や罰金が科されることがあります。
安全運転義務違反の違反点数は?
安全運転義務違反に対する違反点数は通常2点が加算されますが、違反の内容や状況によっては追加点数が科される場合もあります。また、人身事故を引き起こした場合や特に悪質な違反行為を行った場合には、罰金等の罰則だけでなく、免許停止や免許取り消し等の処分の対象となることもあります。
違反点数は累積されるため、特に頻繁に違反を犯している運転者にとっては、重大な影響を与える可能性があります。
刑事罰になる場合もある?
安全運転義務違反は、場合によっては刑事罰の対象にもなり得ます。特に、人身事故や死亡事故を引き起こした場合には、運転者には罰金や懲役刑が科される可能性が高まります。刑事罰に発展するかどうかは、事故の規模・態様や運転者の過失の程度等に依存しますが、重大な事故を防ぐためにも、安全運転を常に心がけることが不可欠です。
人身事故を起こしても罰金なしになることがある?
人身事故を引き起こした場合でも、状況によっては罰金が科されないことがあります。例えば、軽微な事故であり、被害者との和解が成立した場合や、被害者に重大な落ち度があった場合、被害者に重大な損害がなかった場合などです。ただし、これは例外的なケースであり、通常は人身事故に対しては厳しい罰則が科されるため、常に安全運転を心がけることが重要です。
4. 【一覧表】安全運転義務違反の違反点数・反則金
安全運転義務違反の場合、違反点数は2点となります。反則金は車両区分によって変わり、大型車等が12,000円、普通自動車が9,000円、二輪車が7,000円、原付車が6,000円です。もし反則金を支払わないと、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金を科せられる可能性があります。
| 大型車 |
12,000 |
| 普通自動車 |
9,000 |
| 二輪車 |
7,000 |
| 原付車 |
6,000 |
5. 安全運転義務違反を防ぐために企業ができる対策
企業は、運転者が安全運転義務違反を防ぐために、さまざまな対策を講じることが求められます。まず、運転者に対して定期的な安全運転講習を実施し、法令や運転技術の再確認を行うことが重要です。講習では、事故の防止策や運転時の心構え、最新の道路交通法の改正点などを共有し、従業員全体の意識を高めることが目的です。
さらに、車両のメンテナンスを徹底し、事故を未然に防ぐための環境整備も欠かせません。企業がこれらの対策を徹底することで、従業員の安全意識が向上し、交通事故の発生リスクを大幅に軽減できます。また、車両管理システムや安全運転サポートツールの導入も有効です。
6. 安全運転をサポートする「MIMAMODRIVE」
MIMAMODRIVEとは
MIMAMO DRIVEとは東京海上スマートモビリティが提供する、車両管理・リアルタイム動態管理サービスです。シガーソケット型端末を車両に搭載するだけで、管理者は車両を一元管理できます。
MIMAMO DRIVEでは、日報の自動化に加えてアルコール検知器の測定結果の写真や数値も、日報と一緒に一元管理する機能を搭載しています。そのほか、リアルタイムでの走行状況をマップで確認できたり、走行距離を自動で記録できたりする便利な機能が多数あります。
「月報・日報を書く時間がない」
「紙媒体で管理していた煩雑な車両の使用状況を効率的に管理したい」
「事故のリスクを減らす効果的な方法が知りたい」
そんなお困りごとを、MIMAMO DRIVEなら解決できます。
ほかにも急ブレーキや急カーブなどの発生地点も確認できる機能があり、運転者に安全運転指導ができるので事故防止にもつながります。
東京海上グループは、お客様や地域社会の“いざ”をお支えするというパーパスを掲げ、100 年以上に わたり自動車保険をはじめとする様々な保険商品を提供してきました。
MIMAMO DRIVEは東京海上グループが長年培ってきた安全に関するノウハウに基づき運転者の走行を数値化し、アドバイス。運転評価やランキング、運転性向上など、安全指導に活用できる機能を搭載しています。
MIMAMODRIVEを導入するメリット
MIMAMO DRIVEは車両管理に関する重要な情報を一元管理できます。
- アルコールチェックの測定結果と日報を一元化
- ペーパーレス化により管理作業時間を短縮
- リアルタイムで位置情報を可視化し、管理業務を効率化
- 運転者の安全運転意識と運転マナーの向上
- 全車両の車検や保険の更新漏れを防止
上記のメリットのほかに、MIMAMO DRIVEは、運転者がスマホから入力可能なところも運転者が漏れなく記録できるポイントです。例えば、スマホからなら直行直帰や出張などで営業所に立ち寄れない場合でも、アルコール検知器による測定結果をその場で日報にあげることができます。とくに遠隔の場合は、紙媒体だと車両に持ち込み忘れたり、紛失したりする恐れがあります。MIMAMO DRIVEなら、遠隔でも運転者が記入したかどうかを確認することができ、記録簿の紛失の心配もいりません。
導入事例
乳製品の卸売販売と小売店舗を営む永島牛乳店様の事例をご紹介します。永島牛乳店様では、取引先への商品の納品用に5台の社用車を保有しています。運転者の自損事故をきっかけにMIMAMO DRIVEを導入しました。
リアルタイムで車両の位置情報を把握できるため、運転者が出発後に追加注文が入った際にも、代わりに動きやすい運転者を見つけて効率よく指示出しができるようになりました。また、納品時間を気にされる取引先へのご案内もスムーズにできており、全体を通じて、管理者の負担削減につながっています。
ガソリンスタンドの運営と燃料の卸販売、ビルメンテナンス業を営む手塚商事様の事例をご紹介します。運転者の日報の手書きによる記載ミスが発生していました。MIMAMO DRIVEの導入により、日報の作成が自動化され毎日の作業時間を30~40分短縮できています。
また、車両管理も車検満了日などは管理表を作成し運用していましたが、台数が多く負担を感じていました。導入後はMIMAMO DRIVEで一元管理し、業務の効率化を実現しています。